ナタデココが発酵食品ってほんと?気になるダイエット効果とは?
フルーツ缶やゼリーによく入っている『ナタデココ』。寒天やゼリーと似ていますが、食感は全く似ておらず、コリコリとした独特な歯応えが特徴的です。一時期は熱狂的なブームが起こるほどの人気を博しました。ブームが去った後も一定の人気があるナタデココですが、実は「発酵食品」であることをご存じでしょうか?それどころか、原材料も意外と知られていないんだとか。
そこで今回は、ナタデココについての基本的な情報や期待できる効果などをご紹介していきます。
ナタデココとは?
そもそもナタデココとはフィリピンの伝統的なお菓子の1つで、ココナッツ水をナタ菌で発酵させた『発酵食品』です。もとは、パイナップルで作られたナタデピーニャが起源。ココナッツを使用したナタデココは1953年から作られ始めたそうです。
ナタ菌とは?
ナタ菌とは酢酸菌の1種で、アセトバクター・キシリナムと呼ばれています。グルコースなどの糖類を発酵してセルロース繊維を合成するはたらきがあります。ナタデココは、セルロース性のゲル状物質をサイコロ状にカットしたものとなります。
ナタデココはスペイン語
ちなみに、発祥はフィリピンですが「ナタデココ」はスペイン語。「ナタ」が「(液体表面上の)皮膜」、「ココ」が「ココナッツ」。つまり、ナタデココは「ココナッツの上澄み皮膜」を意味しています。
ナタデココの歴史
日本では、1993年に大ブームが起こりました。ナタデココが日本に上陸したのは1970年代。その当時はメジャーでじゃなく、認知もされていなかったそう。そんなブームきっけはファミリーレストランのデニーズが売り出したこと。これにより認知されるようになり、新しいデザートとして爆発的に人気が出たそう。
ナタデココの栄養
ナタデココは99%が水分でできています。そのため、カロリーは非常に低いとされています。水分以外の残りの1%のほとんどがセルロースでです。
セルロース
セルロースとは、簡単に言うと食物繊維の1種です。その中でも水に溶けない不溶性食物繊維として分類されています。ナタデココに含まれるセルロースはナタ菌がつくり出した「バイオセルロース」。一般的な植物性セルロースと比べて純度が高いのが特徴です。
ナタデココの効果・効能
ナタデココがダイエットに良いというのは聞いたことがあると思いますが、具体的にどのように影響を与えるのでしょうか。ここでは具体的な効果をご紹介していきます。
便秘改善
不溶性食物繊維であるセルロースは、便通を良くするはたらきがあり、便秘改善の効果が期待できます。また、三次元の網目構造により、腸内の毒素を吸着して体外に排泄してくれることから、デトックス効果もあるといえます。
満腹中枢を刺激
ナタデココは独特の歯ごたえにより、自然と噛む回数が増えます。これにより、満腹感が得られるので食べる量を減らすことができます。また、ナタデココの食物繊維は腸に長く留まる特徴があり、空腹感も感じにくくなると言われています。
ナタデココの食べすぎには注意
不溶性食物繊維を摂ると便通が良くなりますが、摂りすぎるとかえって便秘になってしまいます。不溶性食物繊維は水分をふくんで膨らむため、摂りすぎると腸内で詰まり排出されにくくなります。食べ過ぎには十分注意して摂取するようにしましょう。
ナタデココのオススメレシピ
ナタデココはそのまま食べるというよりも、食べ合わせるのが一般的です。ナタデココの食べ合わせの具体例をいくつかご紹介していきます。
フルーツポンチ
アルコール飲料であるパンチに数種類のフルーツを入れたフルーツポンチ。ナタデココを入れると独特の食感が良いアクセントとなって、さらに美味しくなります。
ゼリー
ナタデココ入りのゼリーはスーパーでも売ってるように非常に人気です。ナタデココには特徴的な味がないので、どんな味のゼリーでも相性抜群。ゼリーとは違ったナタデココ独特の食感が入ることで、満腹感UPも目指せます。
ヨーグルト
ヨーグルトにナタデココとフルーツを入れて食べると絶品です。また、ナタデココの酢酸菌とヨーグルトの乳酸菌を一緒に摂ることで、アレルギー症状の緩和効果が2倍に高まるという実験結果もあるそう。
まとめ
ナタデココはココナッツ水をナタ菌で発酵させた、れっきとした発酵食品。カロリーも少なく、非常にダイエットに向いていると言えます。また、便秘の改善やダイエットにも効果が期待できる食品なので、健康・美容の面でもオススメです。食べ過ぎにはくれぐれも注意しながら、今回ご紹介したレシピを参考に食べてみてはいかがでしょうか?
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