肌トラブルの原因は腸内環境の乱れ?発酵がもたらす美肌への効果とは
ニキビや乾燥、くすみなどの肌トラブル。化粧品を変えても全く改善しない…なんてことありませんか?もしかしたらその原因は肌ではなく、腸内環境かもしれません。美肌を手に入れるためにも、なんとかして腸内環境を改善したいところ。
そこで鍵となるのが「発酵」です。健康のイメージが強い発酵ですが、実は美容にも十分に効果があるとされています。
この記事では、肌トラブルの原因の1つとなる「腸内環境」から美肌の鍵となる「発酵」について詳しくご紹介していきます。
腸内環境と肌の関係とは?
「肌は腸の鏡」という言葉があるように、肌と腸は密接に関係しています。
腸は体内に取り入れた栄養素を吸収して毒素を排出する役割ですが、腸内環境が乱れていると、栄養を吸収できず、フェノールやパラクレゾールなどの有害物質の排出ができなくなります。その結果、排出されなかった有害物質が腸から吸収されて血中を通り、皮膚に届くことで肌に悪影響を及ぼします。
これが腸内環境の乱れによる肌荒れの原因です。
逆に腸内環境が整っていれば、有害物質をしっかりと排出し、肌細胞にも栄養が十分に運ばれ、肌のターンオーバーも整い内側から美しくなれます。腸内環境を整えるということは美肌を目指す上でも非常に重要なことなのです。
腸内環境が乱れるメカニズムとは?
腸内環境が乱れる原因。それは“腸内細菌のバランス”です。
ヒトの腸内には100兆個以上の細菌が存在しています。腸内細菌の種類はたくさんあると言われていますが、大きく分けると「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つに分けられます。
善玉菌
ヒトの体に有用な働きをする菌。主な善玉菌は、乳酸菌・ビフィズス菌などです。腸の運動を促すことによって、腸の調子を整えたり、悪玉菌の侵入や増殖を防ぎ健康を維持する働きをします。
悪玉菌
身体に悪い影響を及ぼす菌。主な悪玉菌は大腸菌・ウェルシュ菌・黄色ブドウ球菌などです。腸内を腐敗させたり、有毒物質をつくる菌。
日和見菌
善玉とも悪玉とも言えない菌。主な日和見菌は連鎖球菌・大腸菌(無毒株)などです。免疫力が衰えてくると、悪玉菌として働きます。
腸内細菌の理想的な割合は、善玉菌:2割・悪玉菌:1割・日和見菌:7割と言われています。しかし、肉食中心の食生活や加齢、ストレスなどが原因で腸内細菌のバランスが崩れ、悪玉菌が優勢になると悪玉菌は腸内に有害物質を作り出します。これが腸内環境が乱れてしまう原因です。
発酵食品で肌がキレイに?
腸内環境の乱れが肌荒れにつながるとご紹介しましたが、腸内環境を整えるには具体的にどうすれば良いのでしょうか。
結論から言うと、善玉菌を増やすことで腸内環境を整えることができます。
そして、善玉菌を増やす方法として“発酵食品を食べる”ことをおすすめします。発酵食品が健康や美容に良い効果があることは多数の論文によって紹介されています。発酵食品に含まれる菌は善玉菌です。そのため、発酵食品をとり入れることで善玉菌が増え、腸内環境を整えることができます。
菌の種類
一概に発酵食品と言っても発酵をおこなっている菌は様々です。乳酸菌をはじめ、酵母菌、麹菌、納豆菌、酢酸菌など多種多様な菌によって発酵食品はつくられます。
乳酸菌
食品中のブドウ糖や乳糖を分解し、乳酸を作り出す。
- ヨーグルト
- チーズ
- キムチ
酵母菌
発酵の過程で糖分を分解し、アルコールと二酸化炭素を出す。
- ビール
- パン
麹菌
米や麦など過熱した穀類に繁殖する。
- 味噌
- 醤油
- 日本酒
納豆菌
大豆を発酵食品に変える。糸を引く納豆を作る。
- 納豆
酢酸菌
アルコールを酸化させて酢の成分“酢酸”を生み出す細菌。
- 酢
発酵食品は加熱せずに摂取することをお勧めしますが、加熱調理して菌が死滅してしまっても腸内の善玉菌のエサになります。また、発酵食品は含まれている栄養素がそれぞれ違うため、腸内の善玉菌を増やすには、多くの種類の発酵食品を日々こまめにとり入れることが大切です。
発酵食品の美肌効果
発酵食品の美肌への効果はまだあります。発酵食品の効果として腸内環境整え、肌荒れを防ぐことをご紹介しましたが、その他にも下記の効果があります。
- くすみの原因となるメラニン色素を抑える効果
- メラニンを生じさせる物質の働きを妨げる効果
- 肌の保湿を高める効果
くすみの原因となるメラニン色素を抑える効果
米の発酵でできる麹菌には、米の発酵でできるコウジ酸には、くすみの原因となるメラニン色素を抑える作用があると言われています。また、こうした作用が期待されるため、コウジ酸は化粧品にも使われています。
メラニンを生じさせる物質の働きを妨げる効果
味噌に含まれるイソフラボン類は、メラニンを生じさせる物質の働きを妨げることも分かっています。
肌の保湿を高める効果
納豆のネバネバに含まれているポリグルタミン酸は、肌自身の保湿効果を高める効果があると言われています。さらに、納豆には肌の代謝に関わるビタミンB群や、美肌に欠かせないタンパク質も豊富に含まれています。
このように発酵食品にはお肌に嬉しい効果がたくさんあります。美肌ケアは外側からだけでなく、内側からアプローチすることも大切です。
発酵食品のおすすめのとり方
発酵食品をとり入れることで善玉菌を増やしますが、それと同時に善玉菌が好む食べ物を一緒に摂取するとさらに効果的です。こうすることで、もともと腸内にいる善玉菌を増やす助けにもなり、腸内環境がより整えられます。
善玉菌のエサとなる食べ物は「食物繊維」と「オリゴ糖」です。また、具体的な食べ物は以下のものがあげられます。
食物繊維
- ごぼう・にんじんなどの野菜
- 豆類
- きのこ類
- 海藻類
- 果物類
オリゴ糖
- 大豆
- アボカド
- バナナ
これらの食べ物を発酵食品と同時に毎日習慣的にとり入れることで腸内の善玉菌を効率的に増やしてくれます。発酵食品を食べる際はぜひ意識してこれらの食品を食べると良いでしょう。
腸をキレイにして肌をキレイに!
発酵食品は、健康に良いだけでなく美肌にも効果があると言えます。腸内環境と肌は密接な関係のため、美肌を目指すなら発酵食品を毎日積極的にとり入れ、腸内環境を整えることから始めましょう。また、毎日の食事に気をつかうのが億劫という方には、厳選された発酵食品を配合したクレンズドリンク「美酵〜Be:Fa〜」がおすすめです。1日1袋でOKなので続けやすいこともポイント。
美容効果は急には現れないため毎日コツコツ続けることが大切です。自分に合った方法で発酵食品を毎日とり入れ、美肌を手に入れましょう。
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