漢方で痩せられる?漢方のダイエット効果や副作用について徹底調査!

漢方で痩せられる?漢方のダイエット効果や副作用について徹底調査!

漢方で痩せられる?漢方のダイエット効果や副作用について徹底調査!
さまざまなダイエットの方法を検索している中で「ダイエット漢方」などのワードを見かけることがあります。漢方を飲むだけで痩せられるなら、試してみたいという人も多いでしょう。

しかし、本当に漢方にダイエット効果があり、飲むだけで痩せることができるのでしょうか?今回は漢方のダイエット効果について、漢方がダイエットに効果的と言われる理由や、その真偽、気になる副作用などについても紹介しています。

ダイエットを目的に漢方を使いたいという人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

漢方とは

漢方は中国発祥の伝統医学のこと。自然由来の生薬を体質や症状に合わせて組み合わせた、漢方薬を用いることで有名です。

実は、漢方とは漢方薬だけでなく、鍼灸や食養生なども含めた漢方医学全般を指します。
普段から「漢方薬」のことを「漢方」と呼ぶ人も多いですが、「漢方薬」は生薬を組み合わせた医薬品、「漢方」は医学のことです。
2つの違いを理解しておきましょう。

今回は漢方薬について紹介しますが、皆さんにも馴染みのある「漢方」と表現して解説します。

漢方にダイエット効果はあるの?

漢方にダイエット効果はあるのか
漢方は本来、漢方医学に基づいて体の不調などを改善する目的で服用するものです。
そのため、「本当にダイエット効果があるの?」と疑問を感じる方は多いでしょう。

漢方のダイエット効果や、漢方がダイエットに効果的だと言われている背景について紹介します。

「ダイエット漢方」や「痩せる漢方」はない

結論から言うと、ダイエット漢方や痩せる漢方はないと言われています。

漢方医学では問題のある症状を改善するため、体全体の調子を整えるという考え方があります。
例えば、風邪を引いた時に飲むのは、体の代謝を挙げて免疫を底上げするような漢方であることが多くあります。
体の代謝が上がり、免疫がつけば風邪は治るでしょう、という考え方です。
このように、漢方は不調の原因を改善し、症状を抑えることを目的としています。

肥満を体の不調と捉えた場合、原因に作用することはあっても「脂肪を減らす」といった直接的な作用をもつ漢方はありません。

漢方は痩せやすい体質作りへの効果が期待できる

ダイエット漢方がないとは言え、ダイエットに漢方を取り入れることで痩せやすい体質や太りにくい体質は作ることができます。

肥満を体の不調と考えるのであれば、必ず原因があります。
過食、運動不足、ストレス、過労、睡眠不足、自律神経の異常、持病による影響、服用している薬の副作用などが原因の一つとして考えられます。

それらの原因に漢方が作用することで、肥満を解消できる可能性があります。
太ってしまう原因を解消するため漢方を服用すると、リバウンドしにくいとも言われています。
これが、ダイエットに漢方が用いられる大きな理由です。

漢方は太る原因にアプローチ!上手にダイエットに取り入れよう

漢方が太る原因にアプローチできると言っても、いまいちピンとこない人も多いでしょう。

例えば、ストレスは自律神経の乱れを招く原因の一つ。
自律神経が乱れると食欲中枢が働きにくくなり、過食しやすくなります。
その結果、いわゆる「ストレス太り」してしまうのです。

ストレス太りをしてしまうという人は、ストレスを取り除くのと共に自律神経の乱れを整える漢方を服用すると、過食が抑えられ痩せやすくなるでしょう。

その他にも、便秘の人は体内に老廃物が蓄積されて代謝が低下しやすくなります。
代謝が落ちると脂肪を燃焼しにくくなり、肥満に繋がるでしょう。
便秘解消効果や代謝を上げる効果が期待できる漢方を服用すると、原因が取り除かれ肥満を解消しやすくなります。

便秘が解消されて代謝が上がれば、老廃物を排出しやすくなり、胃腸の働きもよくなります。結果として、便秘になりにくく、太りにくい体質に整えられるでしょう。

このように、漢方は効果的に服用することで、ダイエットに効果が期待できます。
さらに、体質を改善する効果が期待できるため、痩せやすくリバウンドしにくい体質作りができるのも漢方の魅力です。

【肥満のタイプ別】ダイエットに取り入れると効果的な漢方の種類

ダイエットをサポートし、痩せやすい体質作りに効果が期待できる漢方。
今回は、太る原因別に体質改善の効果が期待できる3つの漢方を紹介します。

【ストレスが原因で太る人】大柴胡湯

人間関係や仕事の悩み以外にも、過労や睡眠不足も体にとってはストレスを与えます。
ストレスは自律神経の乱れを招き、過食に走らせてしまう大きな原因の一つ。
ストレスが原因で太ってしまう人は少なくありません。

心身の状態を安定させて、食欲や代謝のバランスを整える効果を持つ漢方に大柴胡湯(だいさいことう)があります。
柴胡を主原料として、7つの生薬を配合した漢方です。

ストレス性の便秘や、肥満が原因の頭痛や肩こりにも効果が期待でき、神経症などにも処方される漢方です。
肝臓の脂質代謝を向上させ、脂肪の消費を促す薬効もあるため、ストレス太りの解消に効果が期待できます。

【食べ過ぎ・便秘が原因で太る人】防風通聖散

過食をしてしまうと胃腸に負担がかかり、便秘になりやすくなります。
過食による便秘で太ってしまう人の場合、便秘を改善するだけでも大きなダイエット効果が見込めるでしょう。

便秘の解消に効果が期待できる漢方として有名なのが防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)です。
便秘解消だけでなく食欲を抑える薬効もあるため、過食の防止にも効果が期待できます。
特に、煎じているものを熱いまま服用する温服で高い薬効が期待できると言われている漢方です。

便秘は腸内に悪玉菌を増やし、むくみや血行不良なども促します。
健康に痩せたい人に便秘は大敵です。
ダイエットをしたいなら、まずは便秘を解消するところから始めましょう。

【胃腸が弱い・むくみが原因で太る人】防己黄耆湯

胃腸が弱くてむくみが出る人の中には、「水を飲んでいるだけでも太る」といった経験をしたことがある人もいます。
色白でむくみやすく、汗を大量にかく、疲れやすい、こんな特徴に当てはまる人は、胃腸の働きが弱まっているせいで水太りを起こしている可能性があります。

漢方において、このような体質は「虚証(きょしょう)」と呼ばれ、虚弱体質として扱われます。
虚証には、代謝を高める漢方の防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)が効果的だといわれています。
防己黄耆湯は体内の防衛力を高めて、水分を適切に吸収・排出する水分代謝を高める薬効をもつ漢方です。
水太りしてしまう人には大きな効果が期待できる漢方と言えるでしょう。

ダイエットで漢方を使う場合の副作用

漢方は自然由来の生薬を使用しているものの、病気や症状の改善に用いられることもある医薬品の一種です。
「普通の薬みたいに副作用はないの?」と気になる人もいるでしょう。
続いては、漢方の副作用について詳しく解説していきましょう。

漢方でも副作用が起こる場合がある

自然の生薬だけで作られている漢方は、ほとんどが緩やかな薬効を持ちます。
現代医療で用いられる医薬品のように速効性があるものは少ないため、比較的副作用が起こりにくいのが特徴です。

しかし、持病や服用している医薬品の有無、体質、服用方法、服用量などによっては、副作用を起こすこともあります。

特に漢方で起こりやすい副作用は、皮膚の発疹やかゆみ、腹痛、下痢などです。アレルギーの症状を起こす人も稀に居ます。
漢方を服用していて、これらの症状が出た場合には、直ぐに服用を止めましょう。
病院で処方されている場合には、医師に相談することも重要です。

その他、漢方によっては虚弱体質の人が服用すると効果を感じられないものや、健康な人が服用すると栄養過多になってしまうものもあります。

漢方で起こる副作用の例

肥満の原因に効果が期待できるとして紹介した3つの漢方にも、副作用が起こる可能性はあります。

大柴胡湯を服用した際に起こる可能性のある副作用
  • 発疹、発赤、かゆみなどの皮膚症状
  • 激しい腹痛を伴う下痢、腹痛などの消化器症状

 

防風通聖散を服用した際に起こる可能性の副作用
  • 発疹、発赤、かゆみなどの皮膚症状
  • 吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部の不快感、お腹の張り、激しい腹痛を伴う下痢、腹痛などの消化器症状
  • めまいなどの精神神経系症状

 

防已黄耆湯を服用した際に起こる可能性のある副作用
  • 発疹、発赤、かゆみなどの皮膚症状
  • 食欲不振、胃部の不快感などの消化器症状

漢方は体質に合ったものでないと効果が出にくい上、副作用を起こすことがあるので、服用する際は医師や薬剤師などへ相談した方が良いでしょう。

重篤な副作用が起こることもある

漢方はもともと医薬品と比較すると副作用が起こりにくいものですが、極まれに重篤な副作用を起こす場合があります。

漢方で起こる可能性がある重篤な副作用には、間質性肺炎や偽アルドステロン症、肝機能障害などがあります。

もともと稀な副作用の中でも、さらに稀ですが、漢方を服用するなら知っておくべきです。特に持病や服用している薬があるという人は、自己判断で安易に漢方を服用しないよう注意しましょう。

ダイエットで使う漢方を入手できる場所

漢方の効果やダイエットとの関係性について知れば知る程、ダイエットを目的として体質改善をするため、漢方を服用したいと考える人もいるでしょう。最後に、ダイエットをしたい人が漢方を入手できる場所や、入手方法について紹介します。

ドラッグストア

漢方の中には、ドラッグストアなどで市販されているものもあります。防風通聖散なども市販されている漢方のひとつ。
市販されている漢方は、医療機関で処方される漢方と比べて生薬の配合量が少ない一般漢方と呼ばれるもの。
生薬の配合量が少ないのは、誰でも購入できるからこそ、重篤な副作用を起こさないためです。

漢方は本来、体質や症状に合わせて1人1人に合った処方を受けるものです。
ドラッグストアなどで漢方を購入する場合は、在中している薬剤師さんなどに相談するのがおすすめ。
使用用途や体の状態など、自分に合ったものを見つけやすくなります。

病院

漢方は病院でも処方を受けることができます。
主に診療科の処方漢方外来などで処方を受けることができ、体質や症状に合わせた生薬を調合してもらえます。
医療機関では、生薬配合量の多い医療用漢方を扱い、保険適用で処方してもらえるケースも多いのが特徴です。

ダイエットを目的として漢方を使用したい場合、肥満によって起こる体調不良について医師に相談してみると良いでしょう。
便秘や過食などの症状を相談すると、適した漢方を処方してもらえます。

漢方薬局

ドラッグストアや病院以外に、漢方薬局でも漢方を調合・処方してもらえます。
漢方薬局は、漢方を専門に扱う薬局のこと。
医療機関ではないため、調合してもらえるのは生薬配合量の少ない一般漢方です。

漢方薬局では漢方の専門知識を持つ薬剤師によって、体質や症状を詳しくカウンセリングして調合してもらえるケースが多くあります。
オーダーメイドの漢方を調合してもらえることから、ダイエットを目的として漢方を服用したいという人におすすめです。

まとめ

漢方についてダイエットとの関係性や、効果が期待できる種類、副作用、入手場所などについて紹介してきました。
漢方はあくまで体質改善に効果が期待できるもの。ダイエットを目的にするなら、食事制限や運動などが欠かせません。

一般的なダイエットと併用して服用することで、肥満の原因改善や太りにくい体質作りができるものだと覚えておきましょう。
漢方は他のダイエットと併用して上手に使うことでリバウンドを防ぎ、体質改善の効果が期待できます。
自分に合ったものや、適切な服用方法を理解して、ダイエットのサポートとして服用してみてはいかがでしょうか。

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