季節の変わり目(夏～秋)は風邪に注意！免疫力UPで乗り切ろう！

夏の暑さが落ち着き始めて秋らしい気候になってきました。
このような季節の変わり目には風邪がつきもの。昼間は暑いのに朝晩は冷え込む毎日で体調を崩してしまう人も多いかと思います。また、風邪をひくとバリア機能が低下し、乾燥して外部からの刺激を受けやすい状態となり肌にも大きな影響を及ぼします。「毎年のことだから…」と諦める人もいますが、対策をすることで予防したり症状を和らげることができるかもしれません。

そこでこの記事では、夏から秋にかけての風邪をひいてしまう原因から自分でできる予防法についてご紹介いたします。原因と予防法を知って今年こそ季節の変わり目を乗り切りましょう。

季節の変わり目に風邪を引く理由とは？

季節の変わり目の体調不良は自律神経のバランスが乱れることにあります。
そして自律神経の乱れにより免疫力が低下し、侵入したウイルスに身体が負けてしまうことが原因で風邪を引いてしまいます。自律神経のバランスの乱れは「気象病」とも呼ばれており、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わることや、寒暖差が激しいことが原因だとされています。

自律神経のバランスについて

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、寒い季節が近づくと交感神経が優位になり血圧を上昇させ、体温を上げて寒さに対応しようとします。一方、温かい季節が近づくと副交感神経が優位となり血圧を下降させ、体温を下げて暑さに対応しようとします。季節の変わり目の時期は、この調整が切り替わるタイミングの為、自律神経のバランスが乱れやすくなります。そして気温の変化等に身体がうまく対応できず、抵抗力や免疫力が弱まって風邪をひいてしまうのです。

免疫力UPで風邪対策！

では、風邪をひかないためにはどうしたら良いのでしょうか。
風邪は免疫力の低下によって侵入したウイルスに身体が負けてしまうことが原因。風邪の症状である、鼻水や発熱などはウイルスを追い出そうとする免疫反応の1つです。免疫力の高い人はこの反応により、風邪にかからなかったり、風邪をひいたとしても軽い症状ですんだりします。それに対して、免疫力の低い人はウイルスを追い出そうとする力が働かず長引いてしまいます。そのため季節の変わり目の長引く風邪には、免疫力を高めることが1番の対策なのです。

免疫力を高める方法3選

ストレスをためない

ストレスを受けると、自律神経のバランスが乱れ免疫力の低下につながってしまいます。ストレス解消法は人それぞれですが、自分なりの解消法がないという方は紹介する内容を参考にしてください。

睡眠をとる

睡眠不足が続くと、思考力・免疫力の低下など様々な影響がでてきます。ストレスを感じる、疲労感があると感じる方はいつもよりも睡眠をしっかりとることを心がけてみてください。

適度な運動

ストレス対策として散歩や軽いストレッチなどは十分に効果があります。ストレスによる肩こりや頭痛、腰痛対策にも期待できます。

誰かと話をする

ストレス解消の方法として自分の感情や思いを誰かに伝えると良いでしょう。聞いてもらうだけでもイライラや不安などを落ち着かせる効果があります。

体温を上げる

体温が上がると血液の流れが良くなり免疫力が上がります。免疫機能をもった白血球が体内をめぐり、異物を発見し駆除してくれるのです。体温が平熱より1度下がると免疫力が30％低下し、1度上がると5～6倍アップするといわれています。

体温を上げる方法としては、

体温のもととなる熱の多くは筋肉で発生しています。筋肉を増やすことにより体温を上げることができます。早足で歩いたり、階段を積極的に使うなど日常のちょっとした習慣の変更だけでOKです。

腸内環境を整える

実は、免疫細胞の約7割は腸に集中しています。そのため免疫を高めるには腸内環境を整えることも効果的です。腸内環境を整えるポイントとして「発酵食品」と「食物繊維」を毎日の食事にとり入れることがあげられます。

発酵食品は食べることにより腸内の善玉菌を増やすことができ、食物繊維は腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整える善玉菌を増やす働きがあります。善玉菌を増やすことによって、腸内環境を整えることができます。

免疫を高める腸活！おすすめの食品は？

発酵食品

食物繊維

これらの食品は1度にたくさん摂ったからといってすぐに腸内環境が整うわけではありません。毎日継続的に摂ることで徐々に効果がでてくるものです。また、「毎日摂ること」が大切であり、「たまに摂るだけ」では効果がありません。そのため意識して毎日の食事にとりいれましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか？
季節の変わり目は環境の変化により風邪をひきやすくなってしまいます。今回ご紹介した免疫を高める方法で免疫力を高めて風邪に負けない身体にしていきましょう。