ブースターで美容液の効果が倍増!?肌タイプ別に選び方をご紹介!

ブースターで美容液の効果が倍増!?肌タイプ別に選び方をご紹介!

スキンケアにこだわりがある人なら、一度は聞いたことがある用語「ブースター」。
今回はブースターについてどんなものなのか、実際にどんな効果があるのかはもちろん、どんなものを選べば良いのか、肌タイプ別、目的別にご紹介していきます。

ブースターとは

ブースターとは
そもそもブースターとは、Boostという英単語が由来です。その意味とは“後押しする人”、“後援者”から転じて、“後押しする”“引き上げる”などの意味があります。
その名のとおりブースターとは、スキンケアを後押ししてくれるもの。洗顔直後、もしくは角質ケアなどで肌の汚れを落とした後に使用するスキンケア商品です。

ちなみにブースターは、メーカーによって導入美容液、導入化粧液、保湿美容液、角質ローション、ブースターセラム…など、様々な呼ばれ方をしていますが、説明書に洗顔後、化粧水の前に使うなどと書かれていれば、それがブースターです。

ブースターの利点とは

ブースタの利点
ブースターは肌の表皮の角質層にアプローチし、肌の奥深くに浸透させる下準備を行うもの。洗顔後に使うことで次に使う化粧水や乳液などの浸透率をアップさせる効果があります。

ここからはブースター使用するとどんなメリットがあるのかをご紹介していきます。

気軽に始められる

肌のトラブルが増えつつある時、いまいち気にならない、などの理由で化粧品を変えるかどうか悩んでいる人も多いはず。
でも化粧品を変えることは「肌に合う商品を一から探すのは面倒くさい」、「買い揃えて、もしも肌に合わなかったらもったいない…」などいったリスクや不安が付いてきます。

特に化粧水、乳液、美容液やクリームといったシリーズづかいをしている人にとって、化粧品を変えることは大きな費用と労力を伴うことでしょう。
でもブースターなら使っている基礎化粧品の前にワンステッププラスして使うだけ。気軽に効果を試せるのは大きなメリットです。

簡単に短時間でケアができる

ブースターは色々な手間をかけず、いつものお手入れに、ワンステップ加えるだけで良いのが特徴です。
日々、家事や仕事に追われていてスキンケアに時間がかけられないという人やエステに行く時間がない、という人にはうってつけのアイテムといえるでしょう。

ちなみにブースターの中にはワンステップで済む、オールインワンタイプもあります。

スキンケアの浸透力が増す

普段使いしているスキンケアの美容成分がどんなに豊富でも、肌にしっかりと浸透しなければ、美容効果は上がりません。
ブースターの役割は次のお手入れステップに使用する化粧品の浸透力をアップさせることにあります。
ブースターをスキンケアに加えるだけで化粧水などの保湿効果はもちろん、柔らかくなった肌にグングン美容液の成分が入り込み、美容効果も上がります。

肌タイプ別に見るおすすめのブースター

肌タイプ別にみるおすすめブースター
ブースターは商品によって様々なアプローチがあり、価格もプチプラ商品から値段の張るデパートコスメまで様々です。
ここからは肌タイプ別におすすめのブースターをご紹介していきます。

脂性肌にはさらりとしたローションタイプを

肌がべたつきやすい脂性肌の人は、さらりとした肌触りのローションタイプがおすすめです。
水分を補いつつ、過剰な皮脂の分泌を調整し、肌の水分や油分の状態をコントロールしてくれます。

特に拭き取りローションタイプは角質をやさしくしっかりと落としてくれるので脂性肌の人にぴったり。
しかもローションタイプは使いやすいのでブースター初心者にもおすすめです。

乾燥肌にはオイルやミルクタイプを

「肌が乾燥している」「肌が硬くなってきた…」などと感じている人にはオイルタイプやミルクタイプのブースターが良いかもしれません。
特にオイルタイプは肌を柔らかくする効果が抜群なため、おすすめです。

なかでもしっかりと保湿をしながら浸透させたいと思っている乾燥肌の人にはうってつけでしょう。
また、ミルクタイプは使用感がよく、肌にやさしく安心感があるのが魅力です。

混合肌にはオイルタイプのブースターを

Tゾーンのテカリや口周りのかさつきといった、ベタつきとかさつきが混在する混合肌(インナードライ)は、日本人に一番多い肌質です。
混合肌に必要なのは不安定な肌質を正常に保つブースターです。
なかでも美容成分がたっぷりと含まれたオイルタイプや、ベタつき・毛穴トラブルを改善できる拭き取りタイプが好ましいでしょう。

敏感肌の人は低刺激処方のブースターを

肌荒れを起こしやすい、肌に赤みが出ているなど、肌のバリア機能が低下している敏感肌の人は、低刺激処方のもの、無添加のものやオーガニックのブースターを使用しましょう。

特に敏感肌の人は肌が乾燥しがちなので、保湿成分がたっぷりと含まれているものを選びたいものです。
その場合、保湿力の高い化粧水タイプも良いですが、とろみのある美容液タイプでしっかりとうるおいを与えてあげるのも良いでしょう。

このほか、肌が弱い人におすすめなのが、ミルクタイプのブースターです。
角質層にまでじっくりと浸透させる効果が高く、ローションやオイルタイプよりも肌にやさしいので試してみる価値があります。

普通肌の人は

普通肌の人はお好みでいろんなブースターを試してみるのもいいでしょう。
これまでに紹介したもの以外にも、ブースターには肌のハリを増しや潤いが届きやすい状態にする美容液タイプやピーリングタイプ(角質除去)などがあります。

ピーリングタイプには“酸” “酵素”“スクラブ”の3つがあります。特にスクラブの種類によっては粒子が粗く肌を傷つけてしまう恐れがあるので注意しましょう。
向いているのは鼻や小鼻まわりなど。部分的に使用するなどの工夫をしたいものです。

世代別のためのブースター選び

世代別に見るおすすめブースター
肌につけた時のテクスチャー感の違いなど、ブースターには様々な種類がありますが、ここからは世代別のブースター選びについてみていきます。

20代から30代にかけてのブースター選び

20代は代謝の良い時期。肌も脂性肌に近いことからも、サラっとした質感になるローションタイプが好ましいでしょう。
また乾燥が気になりだす30代は保湿効果のあるブースターや基礎化粧品を意識して選ぶようにしましょう。

40代から50代以降にかけてのブースター選び

肌の調子を今よりももっと良くしたい、アンチエイジングしたいという人には美容成分が含まれている美容液タイプのブースターが良いでしょう。
最近のものではコラーゲンやヒアルロン酸やセラミドといった美容成分が含まれたブースターがあります。
さらに美白成分の浸透力が増すと、紫外線にも強くなり、シミ対策にもつながります。
さっぱりと仕上がるローションタイプより保湿効果と美容成分が期待できるのが美容液タイプの良い点です。

効果をもっと実感したい人には

肌に皮脂やメイク汚れが角質に残っていると浸透力が弱まります。その場合は、洗顔だけでは落としきれない毛穴の皮脂や角質を取り除く効果のあるブースターがおすすめです。
コットンで拭き取るタイプも悪くはありませんが、肌に摩擦を与える可能性があります。
肌トラブルを抱えている人は乳液タイプや洗い流すタイプのほうが無難かもしれません。
週に1度くらいの角質ケアは、おこなった方が浸透力も高まるでしょう。ただしやりすぎには注意。
肌に必要な皮脂まで取ってしまい、逆効果になってしまうので、週に1回ほどに留めておきましょう。

こんな選び方もあるブースター

こんな選び方もあるブースター
肌質以外でもいろいろなタイプがあって迷うという人は、使用目的に応じたタイプ別に選んだ方がいいかもしれません。
ここからはその他の選び方の一例についてご紹介していきます。

価格で選ぶ

初心者の人は高額なブースターには手が届きにくいし、続けていくのが難しいといったケースもあるので、価格の安いお手頃のものからスタートしてみるのが良いでしょう。
好きなケアブランドが手に入れやすい価格であればそれがベストです。
ただし価格が安いものは肌変化の実感も起きにくいため、かえって無駄な消費をしてしまう可能性もあります。
肌を変えたいという思いが強いなら、自分のご褒美と思って、少しだけ背伸びしたものを取り入れるのもいいかもしれません。

香りで選ぶ

肌への浸透力にはもちろんですが、心地よい香りでリラックスできるのもコスメの大事な役割です。
例えば爽やかな香りのブースターであれば、リフレッシュ効果が期待できます。
ラベンダーやゼラニウム、甘い香りなど落ち着き効果のある香りは、リラックスができ、寝る前に落ち着きたいという人にはうってつけの商品です。
店頭で買えるものならぜひ、香りをチェックしてからの購入を。
気に入らない香りだと、スキンケアが嫌になってしまい、続けて使えなくなってしまいます。

仕上がりのテクスチャー感で選ぶ

ブースター初心者に使いやすいとされているのがローションタイプです。
さっぱりとした仕上がりなので肌のべたつきやテカリが気になる人に最適です。
また肌にやさしく安心感があり、肌荒れを防いでくれるのがミルクタイプ・乳液タイプです。
肌をしっとりと潤したい、肌のゴワつきやカサつきが気になる人はオイルタイプのブースターがベスト。
オイル効果によりしっとりとしたうるおいを実感できることでしょう。

ブースターの使い方注意点

ブースターの使い方注意点
ブースターは肌の角質層を柔らかくほぐし、そのあとのスキンケアの浸透力を高めるために化粧水の前に使用します。
化粧水の後のステップに足しても効果が発揮されないので、使う順番にはくれぐれもご注意を。

ここからは美容成分の浸透力がパワーアップする、正しい使い方についてご紹介していきます。

洗顔後すぐに使う

ブースターは洗顔後直後に使用します。夜の場合なら、クレンジングでメイクを落とし、洗顔をしたあとに使いましょう。洗顔後すぐでないと、肌の水分がどんどん失われてしまうので、時間を空けず肌につけるのが大事なポイントです。

適量を取って肌に馴染ませる

使うアイテムによって1回の適量が異なるので、確かめてから使用しましょう。
ローションタイプやミルクタイプのブースターは手を使ってやさしく馴染ませます。
拭き取りタイプのブースターであればコットンを用います。その場合、洗顔同様、肌に負担をかけないよう、丁寧に馴染ませます。
オイルタイプのブースターの場合は、洗顔後の水分が残ったままでOK。水分と油分が混ざって乳化することで美容成分が肌の奥までしっかりと浸透します。

コットンパックで浸透力アップ

時間に余裕がある場合はコットンにたっぷりとブースターを染み込ませて、顔パックをするのも良いでしょう。こうすることでもともと備わっていた浸透力がさらにパワーアップします。シートマスクを購入するよりも手軽にできるのも嬉しいポイントです。

ケアはしっかりと最後まで行う

ブースターはあくまでもブースターで、化粧水や美容液の成分を肌の奥まで浸透させるものです。
美容成分が入っているものもありますが、それだけで満足してしまうのはNG。せっかく後に行う化粧水や乳液、美容液などが浸透しやすい状態になっているので、そのあとのステップをやさしく丁寧に行うようにしましょう。
またどうしても時間がないという人は、オールインワンタイプのブースターを選ぶようにしましょう。

まとめ

ブースターは洗顔後のいつものスキンケアにプラスすることで、肌への浸透力を高めることがわかりました。
様々な商品が出ている中、肌タイプや目的別に商品を選んで使うことでさらなる期待が持てるのがブースターです。
これからも自分の肌と向き合いながら、自分が心地よいと思ったものを選び、美しい肌に磨きをかけましょう。

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