美肌の大敵であるストレスを緩和！？話題の栄養素『GABA』の効果とは？

現代はストレス社会とも言われており、日常の中で多くのストレスにさらされています。心と肌は密に関係していて、ストレス状態が続くとニキビができやすくなったり肌荒れがひどくなったりと肌にも悪影響を及ぼします。

そんな中、ストレスケアとして『GABA』という栄養素が注目されているそう。聞いたことはあるけどイマイチ分からない…そんな方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は注目の栄養素であるGABAに期待できる効果や摂取方法をご紹介していきます。

そもそもストレスで肌荒れする原因は？

ストレスが溜まると、活性酸素が過剰に産生されます。活性炭素は、基本的に細胞伝達物質や免疫機能として働きますが、過剰に産生されると細胞を傷つけ、免疫力を低下させます。

免疫力が低下すると、肌のバリア機能が弱まり、紫外線やホコリ、大気汚染などの外的刺激の影響を受けやすくなります。これにより、肌荒れを起こしてしまいます。

注目の栄養素GABAとは？

GABAとは、『γ-アミノ酪酸（ガンマアミノ酪酸）』の略称。アミノ酸の1種で動物や植物にも含まれている成分です。特に、ほ乳類の脳や脊髄に多く存在しており抑制性の神経伝達物質として働いています。

GABAは体内でも十分に作られているのですが、疲労や多くのストレスにさらされると不足してしまいます。不足すると、ストレス状態が続き心身に悪影響を及ぼします。

GABAの効果とは？

ストレス軽減

GABAを摂取することにより、リラックスしている際に機能する副交感神経の働きが活発になり、緊張やストレスを軽減するα波が増加します。ストレス軽減の効果を期待できることから、ストレス社会の現代では特に注目されており、サプリやお菓子でもGABAを摂取できる商品が続々と販売されています。

血圧上昇抑制

GABAを摂取することにより、血管収縮作用があるとされるノルアドレナリンの分泌を抑制することができます。これにより、血液の流れをスムーズにし血圧上昇抑制に繋がります。GABAは「血圧が高めの人への効果」として特定保健用食品(トクホ)にも使われています。

睡眠の質を高める

GABAを摂取することにより、睡眠の質を高める効果も期待できます。ストレスにより交感神経が優位になると、アミノ酸の1種であるグルタミン酸が大量に分泌されるようになります。こうなると、脳の興奮状態が持続され、なかなか眠れなくなります。GABAはこのような興奮状態を抑えて、気持ちをリラックスさせる効果があります。実際にGABAの摂取により、入眠までの時間の短縮と眠りの質の向上がみられたという報告があります。

GABAを増やす食べ物は？

さまざまな効果が期待できるGABAですが、疲労やストレスにより不足しがちな栄養素でもあります。GABAは普段の食事の中からも摂取することができるので、多く含む食品をご紹介していきます。

発芽玄米

発芽玄米とは、その名の通り玄米をわずかに発芽させたものです。発芽させることにより、玄米よりも栄養価が高くなります。実際に発芽玄米は、玄米と比較して倍以上のGABAが含まれています。

野菜・果物

野菜や果物にもGABAが含まれています。特に多く含むものとして、トマト、ナス、パプリカ、メロン、バナナなどがあげられます。

発酵食品

納豆や漬物、味噌などの発酵食品にもGABAが多く含まれています。

GABAの摂取目安は？

GABAの摂取目安は人により異なります。そのため明確な基準はありませんが、1日50mg〜100mgの摂取が適切だといわれています。強いストレスがある場合は多めに摂取することがオススメです。

GABAの過剰摂取の副作用は？

GABAの過剰摂取した場合の副作用は今のところ報告されていません。また、健康被害などの報告も今のところないそうです。

GABAを増やす食べ物は？

ビタミンB6と一緒に摂る

ビタミンB6にはGABAの合成をサポートするはたらきがあるため、GABAを含む食品と食べあわせると効果的です。ビタミンB6を多く含むものとして、マグロ、カツオ、バナナ、玄米などがあげられます。

サプリメントを活用

GABAを効率よく摂りたい方はGABA配合のサプリメントを活用するのもよいでしょう。また、サプリメントだけでなく、最近ではGABAを配合したチョコレートやドリンクなども販売されていますのでそちらもオススメです。

まとめ

肌はストレスによる症状が最も現れやすいところといわれています。そのため、美肌を保つためにもストレスケアは必須。なにかとストレスや疲労が多い毎日に、注目の栄養素『GABA』。心とお肌の健康のためにも今回紹介した方法を参考に、毎日の食事にGABAを含む食品を摂り入れて、ストレスを緩和を目指してみてはいかがでしょうか。