女性に人気のルイボスティーには発酵と非発酵がある?
健康茶としても人気が高いルイボスティー。リラックス効果から美肌効果まで女性に嬉しい効果があるとされているルイボスティーですが、「発酵」と「非発酵」があるのをご存知でしょうか?発酵しているものをレッドルイボスティー。それに対して発酵していないものをグリーンルイボスティーと呼ぶそう。しかも、発酵の有無で見た目や味だけでなく、栄養成分も変わるんだとか。
そこで今回は、ルイボスティーの「発酵」と「非発酵」によるさまざまな違いについてをご紹介していきます。
そもそもルイボスティーとは?
ルイボスティーとは「ルイボス」というマメ科の植物から作られるお茶のことです。
このルイボスは、南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈でしか生育できないとされている貴重な植物です。セダルバーグ山脈は、年間降雨量が少なく乾燥が厳しい上に、昼夜の寒暖差が30度以上にもなるという非常に過酷な環境。そんな中で育ったルイボスから作られるお茶であるルイボスティーは「不老長寿のお茶」「奇跡のお茶」として現地の人々に愛されてきました。
また、ルイボスティーはノンカフェインのため、妊娠中の方も安心して飲むことができます。そのほかにも、美容面や健康面でも効果があると注目されています。
「発酵」と「非発酵」製造方法の違い
レッドルイボスティーは茶葉を乾燥させた後、6〜8時間かけて発酵させて作られています。その際に、ルイボスの葉は緑色から赤色に変化します。つまり、日本で一般的にルイボスティーと呼ばれているものはレッドルイボスティーなのです。
また、発酵といっても納豆や味噌のように微生物の働きによって発酵しているわけではありません。ルイボスティーの発酵は自然発酵。ルイボスの酵素の働きによって発酵させています。これは紅茶の製造方法と同じと言えます。
これに対して、グリーンルイボスティーは発酵させず急速に乾燥させます。レッドルイボスティーのように時間をかけないので茶葉は緑色のままになります。これは緑茶の製造方法と同じと言えます。
「発酵」と「非発酵」味の違い
レッドルイボスティーの味は?
レッドルイボスティーは独特の甘みが感じられます。また、渋くないので比較的飲みやすいです。後味は、ほんのり甘くてスッキリ感があります。
グリーンルイボスティーの味は?
グリーンルイボスティーはレッドルイボスティーと違い独特の甘みがなく、クセが少ないので飲みやすいです。緑茶に似た苦味が多少ありますが、後味はさっぱりしています。
「発酵」と「非発酵」栄養素の違い
発酵するのと発酵しないのでは栄養素に大きな違いがあります。
ルイボスティーに含まれる代表的な成分には以下のものがあげられます。
- ミネラル
- ポリフェノール
レッドルイボスティーは発酵の工程でミネラルなどの栄養成分を多く失います。それに対して、グリーンルイボスティーは発酵させないため栄養成分を保持しています。
ポリフェノールの1種であるフラボノイドは、発酵しているレッドルイボスティーに比べ約10倍以上も含まれています。フラボノイドは、生活習慣病の予防にも役立つ栄養成分です。
また、ルイボスに含まれる特有の成分でフラボノイドの1種であるアスパラチンは、レッドルイボスティーに比べなんと約81倍も含まれています。アスパラチンは、血糖値の上昇を抑制し糖尿病を予防する効果やメタボリックシンドロームを予防する効果、酸化ストレスを抑制する効果が期待できます。
そのため、栄養成分重視するのであればグリーンルイボスティーを飲むことをオススメします。
ルイボスティーに期待できる効果とは?
- アレルギー症状の緩和
- リラックス効果
- むくみ対策
- 白髪対策
アレルギー症状の緩和
ルイボスティーに含まれるフラボノイドにより、アレルギー症状を緩和するはたらきがあるといわれています。実際に、アレルギー反応の原因となるヒスタミンのはたらきをルイボスティーを飲むことによって抑えられたという研究結果が出ています。
リラックス効果
ルイボスティーに含まれるマグネシウムにより、神経の興奮を抑え神経伝達を保つ作用があります。また、温かい飲み物のほがリラックス効果を期待できるため、ホットルイボスティーで心身をリラックスさせましょう。
むくみ対策
ルイボスティーに含まれるカリウムにより、むくみ対策が期待できます。むくみの原因の1つである塩分の過剰摂取。カリウムは塩分の排出を助けるはたらきがあるため、塩分の多い食事の際にはルイボスティーを飲むことをオススメします。
白髪対策
ルイボスティーを飲むことにより、抗酸化作用や女性ホルモンの分泌促進、血行促進など髪に嬉しい効果が得られ、結果的に髪質の改善に繋がります。また、ルイボスティーに含まれるフラボノイドにより、紫外線による活性酸素から身を守る抗酸化作用があるため、エイジング効果も期待できます。
このようにさまざまな効果があるルイボスティーですが、最も大事なのは長く続けること。効果を実感するためにも継続的に日常に取り入れていきましょう。
「非発酵」は高価…!?
グリーンルイボスティーはレッドルイボスティーに比べ価格が高いです。それもそのはず、発酵しないグリーンルイボスティーはフリーズドライ製法という独特な製法なため、高度な設備がある工場でしか製造ができません。そのため、生産者が少なく価格も高くなっています。
まとめ
レッドルイボスティーとグリーンルイボスティー。味や見た目、栄養成分に違いはありますが、どちらも健康効果や美容効果があります。最近ではコンビニやスーパーで購入できるので1度飲んでみてはいかがでしょうか?
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