【美容成分】ROSE CRYSTA®-CO(ローズクリスタ・シーオー)とは?成分の効果や副作用を解説
「抗光老化」「保水効果」などの目的で配合される美容成分「ROSE CRYSTA®-CO(ローズクリスタ・シーオー)」の効果や安全性について解説します。
ROSE CRYSTA®-CO(ローズクリスタ・シーオー)とは
美容成分ROSE CRYSTA®-CO︎(ローズクリスタ・シーオー)は、株式会社東洋発酵が開発した機能性化粧品素材の一種で、バラの花びらを煎じて抽出・精製した、純度100%の天然素材のエキスです。
バラエキス1.5%:1,3-プロピレングリコール49%:水49.5%の割合で構成されています。
ROSE CRYSTA®-CO(ローズクリスタ・シーオー)の効果
美容成分ROSE CRYSTA®-CO︎には、どのような効果が期待できるのでしょうか?
期待できる効果を紹介していきます。
保水効果
ROSE CRYSTA®-CO︎の原料であるバラ花びらエキスには、ヒアルロン酸を分解するヒアルロニダーゼの活性を阻害する作用があることが確認されています。
ヒアルロン酸は、肌の保水作用や保湿作用、細胞を守る作用があり、美容には欠かせない成分です。
ヒアルロン酸の分解を抑制することで、ヒアルロン酸の効果が十分に発揮されるようになり、肌のシワを予防したり、ハリのある肌を保つ効果が期待できます。
また、ヒアルロニダーゼは炎症反応を促進するため、ヒアルロニターゼの活性を阻害することで、日焼け等による肌の炎症を抑える効果も期待されています。
抗光老化・日焼け止め効果
そもそも「光老化(ひかりろうか)」という言葉を初めて見たという方も少なくはないのではないでしょうか?
漢字から大体の意味は想像できますし、既に知っている方もいるとは思いますが、まずは光老化について改めて説明していきます。
光老化とは、加齢による自然老化とは違って、紫外線を浴び続けることで起こる老化のことです。
光老化の原因は紫外線A波(UVA)であり、このUVAは浸透力が高いので浴びたUVAの約20~30%が真皮層にまで達するといわれており、真皮層まで達したUVAはⅠ型コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などを産生する線維芽細胞に損傷を与えます。
その結果、コラーゲンやヒアルロン酸を産出しづらくなってしまった肌はハリや弾力を失い、シワやたるみといった肌の老化現象を引き起こすといわれています。
ROSE CRYSTA®-CO︎には、UVAによる線維芽細胞の損傷を抑える効果が確認されています。
それにより、ヒアルロン酸やコラーゲンの分解を抑えることでシワやたるみを抑え、肌のハリを保つ効果が期待されます。
また、ROSE CRYSTA®-CO︎は日焼けや炎症、皮膚がんの原因となっている紫外線B波(UVB)を防止して肌の日焼けを防ぐ効果も確認されています。
抗酸化効果
ROSE CRYSTA®-CO︎には、脂質の酸化を防ぐことで過酸化脂質の発生を抑制するなどといった、抗酸化作用が確認されています。
過酸化脂質といえば動脈硬化やがんの原因として有名で、そのため抗酸化効果のあるものといえば健康食品やサプリメントのイメージが強い傾向にあります。
しかし、肌荒れや大人ニキビなどの原因にも、この過酸化脂質は含まれていることが多いのです。
ROSE CRYSTA®-CO︎は化粧品素材ですので、肌の酸化を防ぎ、肌荒れやニキビをできにくくする効果が期待できます。
抗菌効果
ROSE CRYSTA®-CO︎は、殺菌剤として皮膚炎治療の市販薬に含まれていることの多いイソプロピルメチルフェノールよりも強い抗菌活性を持っており、一般的な家庭用の抗菌剤であるトリクロサンの0.001%相当であることが確認されています。
そのため、アトピー性皮膚炎をはじめとする皮膚疾患の原因のひとつとされるブドウ球菌や、ニキビの原因となるアクネ菌に対する抗菌作用があることが期待されています。
ROSE CRYSTA®-CO︎(ローズクリスタ・シーオー)の副作用
現時点で、ROSE CRYSTA®-CO︎の副作用は報告されておりません。
しかし、バラの花びらが原料となっているので、バラ科にアレルギーのある方は注意したほうがよいでしょう。
また、ROSE CRYSTA®-CO︎にはバラエキスだけでなく1,3-プロピレングリコールも含まれているため、1,3プロピレングリコールが含まれている製品で皮膚に異常が発生したことがある方も注意が必要でしょう。
副作用が報告されていないとはいえ、化粧品には人によって合う・合わないが強いです。
副作用が不安な方や敏感肌の方、皮膚疾患のある方は、念のためパッチテストを行なうなどの対策をすることをおすすめします。
ROSE CRYSTA®-CO︎(ローズクリスタ・シーオー)が含まれている化粧品
ROSE CRYSTA®-CO︎の効果について詳しく説明してきました。
それでは、ROSE CRYSTA®-CO︎はどのような化粧品に含まれているのでしょうか?
例を挙げて紹介していきます。
炭酸ジェルパック・ジェルマスク
保水効果や抗酸化効果に期待されているROSE CRYSTA®-CO︎は、今流行の炭酸ジェルパックなどに含まれていることが多いです。
炭酸ジェルパックとは、その名の通り炭酸ガスが含まれていて、肌に乗せるとシュワシュワパチパチした感覚のある発泡パックです。
毛穴や皮膚の奥まで入り込んだジェルが発泡し、洗顔では取れないような汚れも洗い上げてくれるところが魅力です。
ROSE CRYSTA®-CO︎などの保水成分が配合されているジェルパックは、ジェルを肌に乗せている間に保水成分が肌に沁み込み、ハリのあるみずみずしい肌になるための手助けをしてくれます。
また、ROSE CRYSTA®-CO︎には抗酸化効果もあるため、美白にも期待できますね。
美容液
抗酸化効果や抗光老化効果にも期待が目立つROSE CRYSTA®-CO︎は、主にエイジングケア向きの美容液にも含まれていることが多くみられます。
化粧水で肌の調子を整えたあとに美容液を浸透させることで、エイジングケアに嬉しい効果を角質層まで取り入れるということですね。
ROSE CRYSTA®-CO︎を使用している美容液には、パラベンフリーの製品など肌にやさしいものが多く見られたので、敏感肌やダメージ肌の方でも安心して使用できそうです。
ROSE CRYSTA®-CO︎(ローズクリスタ・シーオー)が含まれている化粧品の選び方
ROSE CRYSTA®-CO︎は、主に美容液やジェルパックなどスペシャルケア化粧品に多く使用されていることがわかりました。
スペシャルケアは毎日のスキンケア用品とは違って、普段使っているものと比較するのも難しいですし、少々お値段が張ってしまう商品も多いので、できるだけ失敗はしたくないですよね。
そんな不安を取り除けるよう、先ほど紹介した化粧品の選び方を種類別に紹介していきます。
あくまで一例ですので、参考までにとどめておいてくださいね。特に肌悩みのある方や皮膚疾患のある方は注意が必要です。
炭酸ジェルパック・ジェルマスク
ジェルパックやジェルマスクは炭酸ガスを使用しているものが多いため、肌に塗った際にパチパチとした感覚があるものがほとんどです。
このパチパチ感は、肌のマッサージとなり血行をよくする効果があるといわれていたり、パチパチ感が気持ちいいといった声もあるのですが、ダメージ肌の方には少し刺激が強いと感じてしまうかもしれません。
ダメージ肌の方や皮膚に痛みを感じやすい方は、「炭酸」「発泡」などの単語が書かれている商品を避けて選ぶようにしましょう。
また、ROSE CRYSTA®-CO︎に抗菌効果があるとはいえ、市販のジェルパックにはそれ以外の成分もたくさん含まれており、肌の刺激になってしまうこともあるため、皮膚疾患のある方は使用しないようにしましょう。
美容液
美容液は、美白やシワ対策など、目的ごとに適した商品があります。
そのため、自分の目的にあった美容液を選ぶことがポイントです。特に目的は定まっていないという方は、年齢に合わせた美容液を選ぶとよいでしょう。
理由としては、40代の方が20代向けの美容液を使っても保水保湿力が足りなかったりと、自分に合わない美容液を使うのは美容の観点であまりおすすめできないからです。
逆に、20代のうちから40代向けのエイジングケア美容液を使っていたら、いざ40代になった時に使うものに困ってしまうので、若いうちはあまり高級なものは使わないことをおすすめします。
ROSE CRYSTA®-CO︎は主に抗酸化や抗光老化など、肌の老化を防止する目的として配合されているため、エイジングケア系の美容液に含まれていることが多いです。
シミ・シワ・たるみが気になる方は、ROSE CRYSTA®-CO︎が配合されている美容液を選んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
ROSE CRYSTA®-CO︎の効果や含まれている化粧品、使用する際の注意点などを紹介してきました。
最後に、この記事のポイントを簡潔にリストにまとめましたので、内容を振り返っていきましょう。
- 保水、抗酸化、抗光老化など、エイジングケアに嬉しい効果に期待できる
- 美容液やジェルパックなど、スペシャルケア用品に含まれていることが多い
- 副作用は現時点では報告されていないため、不安な方はパッチテストを
ROSE CRYSTA®-CO︎は比較的新しい成分のため、含まれている化粧品もあまり多くはありません。
しかし、今はスペシャルケア用品以外での使用が目立たないROSE CRYSTA®-CO︎も、昨今の去る気配のないエイジングケアブームにより、化粧水や乳液など普段遣いのスキンケア用品に気軽に使用されるような日が来るのではないでしょうか?今後の美容業界の発展が楽しみですね。
美白※1有効成分が角質層に素早く浸透。透明感溢れるクリスタル肌へ。
美白※1だけでなくエイジングケアのことも考え、肌を整えくすみ※4 をケアし、みずみずしく明るい印象へ導きます。
※1 メラニンの生成を抑え、シミそばかすを防ぐ
※4 乾燥により肌がくすんで見える状態